第2回 CTコロノグラフィ(CTC)検査の流れ
前回CTCについてその概要を説明させていただきましたが、より良いCTC検査を行うには検査の流れと各ポイントを押さえることが重要です。第2回目となる今回は、まずCTC検査の流れについて簡単に解説いたします。
CTC検査の流れ
CTC検査は概ね下記の手順で行われます。
「CTC検査の前処置」
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「空気や炭酸ガスによる腸管拡張」
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「マルチスライスCTによる大腸スキャン」
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「画像再構成と3D構築」
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「読影と診断」
まず、CTC検査を行うためには腸管内をきれいにする必要があります。理由としては腸管内に糞便や残渣が残っているとそれらが病変部描出の妨げとなるからです。そのために通常は大腸内視鏡や注腸検査と同様の前処置を行い、腸管内をきれいにしてからCTCの検査を行います。
次に行う必要があるのが腸管拡張です。大腸は通常、腹部内では内圧に押されて潰れた状態にあります。その状態でCTC検査をしても腸管内の病変部の描出がうまく出来ないため、腸管内に空気を送り適度に拡張させた状態にします。その状態で検査を行うことにより、初めて腸管内の病変部を正確に描出することが出来るのです。
ここまでの準備が整ったら、いよいよマルチスライスCT(MSCT)による大腸のスキャンです。MSCTの進歩により、腹部全体の広範囲を短時間でスキャンし、しかも高精細なスキャンデータを得ることが可能です。この大腸スキャンは、通常では仰向けとうつ伏せの2体位で行われます。これは次回以降に詳しく説明しますが、病変部をより明確にするために行われます。体位を変換することにより腸管内に残っている糞便、残渣を移動させ、病変部との区別をつけやすくするのです。

CTコロノグラフィの流れ
MSCTによる大腸スキャンが終了したら、そのスキャンデータから3Dワークステーション上で3D構築用の画像を再構成して、それらの再構成画像から仮想内視鏡像のようなCTCの読影に適した3D画像を作成します。今日、大腸の腸管内を効率よく観察するために様々な画像再構成が行われ、CTCの診断に寄与しています。
最後は読影と診断ですが、これらに用いる画像データは前段階で画像再構成された2D画像や3D画像です。これらの画像はDICOMビュワーや3Dワークステーション上で先生方によって読影され、最終的に病変部の診断が下されます。
このような手順によりCTC検査が行われ、その画像データが読影、診断に用いられています。次回からはこれら手順のポイントごとにもう少し詳しく見ていきたいと思います。
