第16回日本CT検診学会

<2009年3月>去る2月13、14日に「未来型の検診を考える」と題して、第16回日本CT検診学会がパシフィコ横浜の会議センターで開催されました。

この日本CT検診学会は、以前は胸部CT 検診研究会といわれており、その名のとおり胸部のCT検診に関する研究会でしたが、2006年に名前を日本CT検診学会と改め、胸部CT検診以外のCT検診についても取り上げられるようになりました。学会での発表はまだまだ胸部関連がほとんどですが、胸部以外では内臓脂肪についての演題もいくつか出ており、今後はさまざまなCT検診についての発表が増えていくものと思われます。

今回、私どもメディックサイトはこの学会において機器展示をさせていただきました。展示品は「MedicRead CAD*1(DICOM ビュワー)」とCTコロノグラフィ(以下CTC)に欠かせない「二酸化炭素自動注入器*1」を、薬事承認は未取得ではありますが展示させていただきました。また、CTCに 関する学術情報等を展示ブースに掲載し、胸部関連だけでなく消化器領域におけるCT検診の可能性をPRさせていただきました。「MedicRead CAD」は私どもの提案するDICOMビュワーですが、特長はこれ一台でさまざまな部位を対象としたアプリケーションが使えるようになっていることです。今回は、既に開発されている肺野用のCAD(Computer-Aided Detection、コンピュータ支援検出)と大腸用のCADを搭載したモデルを展示いたしました。


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特に大腸に関しては仮想内視鏡画像をメインにPRさせていただきましたが、多くの先生方にご興味を持っていただいたようです。今までは肺を対象とした関係の展示や、最近では脂肪測定関連の展示がありましたが、我々のような大腸を対象としたCTCについての展示を行ったのはおそらく初めてだったのではないでしょうか。CT検診学会ということで、CTを使った検診がいろいろな部位へ応用されるようになれば、そういった関係の展示も増えていくのではないでしょうか。

発表会場では、そのほとんどが胸部CT検診に関するもので、いかに胸部CT検診を浸透させていくか、いかに肺がんを減らしていくかが、真剣に議論されていました。我々も注目するCAD関連のセッションでは胸部におけるCADの必要性を多いに感じることが出来ました。またそれ以外でも内臓脂肪測定や、臓器の解剖学的な領域分割、抽出などもあり、今後肺がんの検出を目的としたものだけでなく、それ以外でのCADの可能性を示唆する内容でした。

今回の発表ではCTC関連の発表はありませんでしたが、今後CTCが広く普及して、大腸がん検診としてCTCが取り上げられるようになれば、このCT検診学会において大腸CT検診についての発表が聞けるのではないかと今から期待を寄せています。

今回の参加で感じたことは、胸部CT検診に携わっている先生方の肺がんをなくしたいという強い思いでした。この学会を通じて胸部CT検診が広く普及することを切に願ってやみません。

我々も胸部のCADを開発するメーカとして少しでもその活動に関わっていき、その手助けが出来ればと思いました。またそれと同時に、大腸のCADを開発するメーカとしてもCTCが有効な検診手段として早く認められるよう努力し、この日本CT検診学会においてもCTC関連の演題が発表されるようになれば、胸部CT検診とともに学会を大きく盛り上げていくことが出来るのではないかと考えています。

北野 浩一
メディックサイト株式会社


*1 MedicRead CAD、及び二酸化炭素自動注入器は薬事未承認品のため、参考出展となります。
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