第17回日本CT検診学会 レポート

<2010年2月> 2月12日、13日に長崎ブリックホールにて第17回日本CT検診学会が開催されました。CT検診を通してがんを、特に肺がんをなくすことを目的とした学術集会で、昨年はメディックサイトとして大腸用CADにフォーカスした展示ブースを出展させていただきましたが、本年度は出展はしなかったものの、私もCADを開発するメーカーとして勉強のために参加させていただきました。





平成18年に「胸部CT検診研究会」から「NPO法人日本CT検診学会」へと改名されて、5回目の学会となり、九州での開催も初めてとのことで、昨今の龍馬ブームもあり(?)、学会会場も非常に盛り上がっていたように感じました。長崎ブリックホールの国際会議場で終日シンポジウムや演題発表が行われましたが、会議場と隣接しているラウンジが機器展示とドリンクコーナーとなっており、非常に移動もしやすく先生方もコミュニケーションが取りやすかったのではないかと思います。





発表内容としましては、昨年から引き続き肺がん検診におけるCT検診の有効性について、各施設からの報告や、数多くの症例の発表がありました。

教育講演と一般演題では、国立がんセンターの楠本先生より、喫煙者と非喫煙者における病変の進行具合の大きな差や喫煙者の術後の平均生存期間などについて数値データや症例画像と共に詳細が示され、改めて喫煙が与える肺への影響の大きさを知ることができ、個人的にも非常にインパクトを感じました。

特別講演では、環境再生保全機構共催で岡山労災病院の岸本先生より、アスベスト暴露による肺がんや中皮腫についてのご発表があり、石綿健康被害救済制度や石綿肺がん及び中皮腫の救済認定基準等が具体例をもって紹介されました。また、CADのセッションでは、肺野の過去画像と現在画像との経年変化を比較することができる比較読影支援システムや、マルチスライスCTの多列化に伴う薄いスライス厚に対応したCADや高精度な臓器の抽出のアルゴリズムなど、各施設から最新の研究結果が発表されました。肺野に関しては、未だ厚生労働省から薬事承認を取得した製品はないものの、臨床使用を想定した研究が非常に進んでいると感じました。





今年度の演題では、CTコロノグラフィ関連を取り上げた発表は残念ながらありませんでしたが、今後大腸がん検診の1つの選択肢としてCTコロノグラフィが広く普及するようになれば、この日本CT検診学会においても肺野に続いて大腸CT検診についての多くの発表、報告がなされるのではないかと期待しております。

<伊藤竹織>




長崎紀行

学会が終わってから長崎の町を歩く時間がありました。特に今年はNHK大河ドラマで龍馬伝が放映されていることもあり、龍馬にゆかりのある場所が多い長崎はとても観光客が多かったように思います。学会レポートとは別に、初めての長崎訪問ということもあり記念に写真を撮りましたので、長崎紀行として少し掲載させていただきました。




2/14からランタンフェスティバルが
始まるとのことでいたる所に提燈が

有名な眼鏡橋
この辺りだけ黄色い提燈とのことです



眼鏡橋の横にいた竜馬とおりょうさん
 

亀山社中跡地
結構な高台にあり景色も綺麗でした
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