<2008.12.22>コンピュータ支援検出(CAD)および画像解析ソフトウェア開発において業界をリードするメディックサイトは、CTコロノグラフィの大腸がん検出において、CADを用いることにより読影者の検出率が大幅に向上するという新たな研究結果を発表しました。その研究から、CTコロノグラフィの読影者が熟練者あるいは非熟練者の両方の場合でも、CADを使用することによって大腸がんの検出率が向上したことが示されました。メディックサイトは、この研究結果と、大腸がんの初期検出および診断におけるCADの臨床的有用性を示したデータを、シカゴで開催されたRSNA2008期間中に発表しました。
北京(中国)で実施された研究(Abstract # SSM10-06: Colorectal Cancers: Effect of Computer-aided Detection in Multirow Detector CT Colonography)では、過去に大腸がんと診断された60人の患者を対象に、4人の放射線科医(熟練した放射線科医2人、非熟練の放射線科医2名)によって、最初にCADを用いず読影し、次にCADを用いて読影した際の評価をレトロスペクティブに行いました。結果は、熟練した読影者の検出率を80%から93%(P=0.01)および97%(P=0.007)まで向上させ、非熟練の読影者の検出率においても73%および67%から90%(P=0.008、P=0.001)まで向上させました。
なお、メディックサイトは先日、FDA(米国食品医薬品局)に、大腸のCTスキャン画像を分析し、自動的に病変部を検出する最先端のCADアルゴリズムを有した製品「ColonCAD™」の申請を行いました。
このことに対し、メディックサイトの最高経営責任者David Sammerは、次のように述べています。「ColonCAD™は今日の医療画像において、最も臨床的に評価されたアプリケーションソフトの1つであります。重要マーケットを通して2009年の私たちの予測された成長に基づき、ColonCAD™は画像解析ソフトウェア開発の最先端の地位を維持する確信しています。また、2009年早期にFDAから製品販売の承認を取得できると予測しております。これは米国におけてColonCAD™の広く使用されることにより、大腸がんによる死亡率を世界的に減少させる素晴らしい1ステップになるでしょう。」
今年のRSNAには世界中から6万人以上の医師や科学者が参加しました。メディックサイトの展示ブースにおいては、メディックサイト製品ColonCAD™が組み込まれたパートナー企業5社の3D画像構築ワークステーションが展示されました。
また、学会発表では、メディックサイトのColonCAD™を使用した研究結果の追加の新しいデータが以下のように発表されました。
メディックサイトのColonCAD™ソフトウェアは、自動的に大腸のCT画像上の疑わしい領域を検出し、放射線科医が潜在的病変部や病変の早期の指標の特定、測定、分析することをサポートします。また、メディックサイトのCADソフトウェアは、検証済みの患者のCTスキャンデータからなる世界で最も大きく、多様な人種間のデータベースを使用することによりその信頼性が担保されています。
CTコロノグラフィは、大腸全体の画像を安全に早く、そして低侵襲で提供します。メディックサイトのColonCADソフトウェアは、自動的にCTコロノグラフィ上の疑わしい病変を強調し、その結果、処置がもっとも成功しやすい早期の段階で悪性腫瘍を検出することが可能となります。
メディックサイトは既にヨーロッパ、カナダ、オーストラリア、中国、およびブラジルにおいて、ColonCAD™ソフトウェアを販売するための規制当局の薬事承認を取得しました。また、メディックサイトは、ColonCAD™が2008年末までに日本の薬事承認が、2009年前半には米国FDAの承認が取れると予測しています。そして、CADソフトウェアは、Vital Images社、Viatronix社、TeraRecon社、Barco社、3mensio Medical Imaging社、そしてINFINITT社というメディックサイトのパートナー企業の3Dワークステーションを通して使用可能になります。それに加え、メディックサイトは先日、最先端の3D画像表示と解析技術において世界を代表する企業であるザイオソフト社との新しいグローバル・パートナーシップを発表し、大腸ポリープの検出を目的としてザイオソフト社とメディックサイトの製品を統合した製品がザイオソフト社の販売網を通して販売されます。
米国におけるCTコロノグラフィの臨床的有効性に関しては、アメリカのCTCに関する大規模臨床試験であるThe National CT Colonography Trial (ACRIN6664)の結果が、2008年8月にNew England Journal of Medicineにて掲載されました。この試験から、10mm以上の大腸ポリープやがんを検出するにあたって、CTコロノグラフィは内視鏡と同等の有効性を有することが示されました。さらに、American Cancer Societyは改訂した検診ガイドラインの中で、大腸がんの検診技術としてのCTコロノグラフィの臨床的価値がさらなる臨床的妥当性と許容性を得ているというエビデンスを通して、CTコロノグラフィを支持しています。
メディックサイト株式会社
〒104-0053 東京都中央区晴海 1-8-8
晴海アイランドトリトンスクエア オフィスタワーW 15F
電話 : 03-5144-0801
Medicsight plcは英国を拠点とし、医用画像市場に向けたコンピュータ支援検出(CAD)および画像解析ソフトウェア開発において業界をリードする企業です。メディックサイトのCADソフトウェアは、大腸や肺野のコンピュータ断層撮影(CT)画像上の病巣の可能性のある部位を強調し、疾患の可能性のある部位の特定およびそのサイズの測定を行い、放射線専門医の読影をサポートします。このCADソフトウェアは多様性に富む人口集団から採取された検証済みCT画像データを基にした世界最大のデータベースによって有効性が確認されています。またColonCAD™とLungCAD™は、3Dビジュアルワークステーションに組み込むことができます。
メディックサイト株式会社はMedicsight plcの日本法人として2005年9月に設立されました。国立がんセンターとのCAD分野の共同研究や、日本国内での学会・イベントを通してCTコロノグラフィ・CADの普及活動および販売活動を行っています。
マルチスライスCTスキャナなど高度な放射線画像撮影装置が増えるにしたがい、放射線専門医は難題に直面しています。患者ひとりにつき今までよりもはるかに大量の、かつ精度の高い画像を読影しなければならなくなっています。一人の患者に対して通常行われる数回のCT撮影から得られる画像は1000枚にも及びます。これを1人の放射線専門医が読影したのでは時間がかかるだけでなく、読影からくる疲れのために読み誤りが生じやすくなります。CADソフトウェアは、画像データを解析し自動的に精密検査の対象となる可能性のある部位を強調することにより、放射線専門医の読影をサポートします。CADソフトウェアがなければ、異常や疾患の可能性のある部位が見過ごされるかもしれません。疾患が早期に発見されれば、治療の成功はもとより良好な転帰の確率が高くなります。そのため、CADソフトウェアの存在は診断と患者の管理において必要不可欠と考えます。
メディックサイトのColonCAD™およびLungCAD™ソフトウェアは、高度なアルゴリズムを用いて大腸や肺野のCT画像を解析し、病変の可能性を示唆する部位を自動的に強調して表示します。CADは、小病変および大腸での襞や、肺野での正常な構造や周辺組織によって視野から隠れた領域など、放射線専門医が見落としがちな部位を検出することができます。
これらのCAD製品は、3Dビジュアルワークステーションに組み込むことが可能です。システムに組み込まれると、CADにより自動的に病変部位を検出、解析することで臨床現場の関係者をサポートするだけでなく、三次元再構築画像などの高度な画像表示ができるメリットがあります。臨床関係者はこの技術を使って、初回読影完了後にCADによる所見を表示させる「二次読影」を行うことができます。
メディックサイト社は設立以来、製品の関連分野では世界トップクラスの臨床医と密接かつ継続的な関係を保っており、継続中の製品開発をサポートする臨床での専門知識や熱意のある臨床研究といった恩恵がメディックサイト社にもたらされています。また、世界中の主要な学術機関や臨床研究プログラムと共同で数多くの研究を行い、多様な人口集団を網羅する検証済みCT画像データによる独自の包括的なデータベースの開発を行っています。そのため、メディックサイト社の製品は最高水準に値するとして高い評価を得ています。